理事長挨拶

「社会福祉法人きらりの森」は、精神障がいを抱える方々が、色々な生き方を自分らしく選ぶことを尊重し、地域で普通に生活できるようにと、当事者とその家族、関係機関の強い要望と長年にわたる地道な活動により、平成18年8月30日に設立しました。以来、医療・福祉・地域各領域の関係機関・団体による合議体で運営し、ただひたすら当事者の地域生活がより安心で豊かなものとなるよう、松山市が障がい者にとってより住みやすい街となるよう活動してまいりました。

「きらりの森」という名称のもつ意味の一つに、ひとりひとりが輝く存在で、皆が集まって、もっときらきらと輝ける街となるように、という願いが込められています。それぞれがもつ輝きを絶やすことなく、美しく輝けるように支援すること、誰もが安心して輝く事が出来る街づくりに携わることが、きらりの森の使命です。

法人本部のある「障がい者多機能型事業所きらりの森」は松山市東部に位置しており、松山市を一望する淡路ヶ峠(あわじがとう)の麓、繁多寺(四国八十八カ所第五十番札所)の南側にあります。コミュニティ活動の活発な桑原地区に属し、人と歴史と緑に恵まれた地域です。福祉サービスや訓練の機会・楽しみや、生活をしやすくする工夫を生み出したり提供したりできるよう支援する事を目的として、平成19年12月に、法人第1号の施設として開所致しました。この事業所では「就労移行支援事業」「就労継続支援事業B型」「自立訓練(生活訓練)」そして「指定相談支援事業所」を運営しています。利用者のニーズや制度の変化に対応しながら、法人の目的を達成できるよう邁進し、平成25年1月には、松山市中心部に共同住居の運営を開始、同年4月には指定一般・特定相談支援事業を開始、6月には施設に併設する就労継続支援事業B型の喫茶を「カフェダイニング」としてリニューアル、更に「パティスリー」をオープンしました。事業運営以外には法人の活動として、イベントを通じての普及啓発活動や家族会支援、ピアサポート活動、松山市内で精神障がい者への支援を主としている団体との連携などを行っています。

法人としては未熟で、活動としてはまだ不十分ですが、これからも当事者、家族、地域の方々と一緒に、きらきらと輝く笑顔の輪がどんどん広がっていくように、目的に向かって活動していきますので、引き続き皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

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